東京モーターショー2013（ドイツ御三家編）

東京モーターショー2013レポート第2弾は、ドイツ御三家のご紹介です。

最初は、我らがVWグループのAudiからです。

R18 e-トロン クワトロ

今回のモーターショーでは、例年になく本格的なレーシングカーの展示が少なかったので、ひときわ注目を集めておりました

今回のAudiは、RSモデル＆Sモデルを中心とした展示を行っていましたよ。

S3セダン

随分と前から日本国内でも公道テストが行われているS3セダンですが、いつもすれ違ってばかりなので間近で見るのは初めてでした。

日本の道路事情では、ちょうどよい大きさですよね。とはいえ、積んでいる2リッター・ターボエンジンは300馬力ですから、とんでもない俊足ですよね。

実際の購入対象としてA3セダンに興味がある方も多いと思いますが、残念ながらこちらの展示はありませんでした。

A3 スポーツバック e-トロン

充電中みたいです。Audiマークを横にスライドさせて電源コードを接続するのですね

システムの総出力は204馬力。それでもって66.7km/Lという超低燃費だそうです

RS4 アバント

積んでいる4.2リッターV8 FSIエンジンは470馬力だそうです

RS5 カブリオレ 

インテリアの作り込みも上質ですよね。

RS6 アバント 

4リッターのV8ツインターボエンジンは、560馬力

RS7 スポーツバック 

こちらも、RS6と同じエンジンを積んでいます。

S8 

最近、フェイスリフトを受けたばかりですね。この巨体で0-100km/h加速がたったの4.1秒だそうです

R8 V10 

こちらも、注目度はピカイチですね 

お次はBMWのご紹介です。

やっぱり注目は、i8ですよね

システム総出力は362馬力。こんなので街中を走ったら注目の的間違いなしですね。

お姉さん、お幾らですか？ 

￥19,170,000

スーパーカーと思えば、意外と安いのかも？

続いて、こちらは既に本国で発売が開始されているi3

シャシーにはアルミとカーボンファイバーが多用されているようです。 

触ってみると、確かにカーボン製でした。 

4シリーズ カブリオレ 

まさに、エレガントかつダイナミックですね

コンセプト M4 クーペ 

格好良すぎます

M6 グラン クーペ 

M6 カブリオレ 

積まれているエンジンはこちらのようです。 

こちらは、最近どこかで見たことあるような・・・

アクティブハイブリッド3 

タイヤ、薄いですね～ぇ

おかけんが気になったのは、コチラのクルマ。 

コンセプト アクティブ ツアラー アウトドア

今までのBWMにはなかったデザインですよね。

なかなかカッコイイです 

ロードバイク2台が余裕で積めちゃうのですね。 

ここで先に会場入りされていたAlohaPapaさんと合流。ティータイムとなりました

お茶とドイツ菓子を戴いたのは、メルセデスブースのラウンジです

階下のステージでは、プレゼンテーションが行われていましたよ。

喫茶券を送ってくれた教え子のH子さん、ありがとうございました。おかげで、ゆっくりと休憩することができました

さて、メルセデスブースの注目は、やっぱりこちらのクルマ。

コンセプト Sクラス クーペ 

美しいデザインです。

SLS AMG GT ファイナル・エディション

こちらはワールドプレミアだそうです。

市販車では・・・

S 400 HYBRID

E 400 HYBRID 

最近のヘッドライトの点灯パターンは、Audi式が増えてきましたね 

ML 350 BlueTEC 4MATIC 

ボリュームのある立派なプロポーションです。

けれど、もっと立派なのがコチラ。

GL 550 4MATIC

こちらの存在感も、注目の的でした。

G 350 BlueTEC

 

残念ながら、メルセデスブースでは全ての展示車輌にロックがかかっておりました。せめて、Aクラスくらいはコクピットに座らせてくれてもよいように思いますが 

ここで、自動車の電子制御関係のお仕事をされているAlohaPapaさんに、欧州エレクトリックメーカーのブースを案内して頂きました。

ミッションの開発を行っているZF社は、9速のトルコンATミッションを展示していました。

中は、結構複雑な構造なのですね。このケース全体がATFで満たされているとのことですので、ATF交換は単なるオイル交換とは異なりデリケートな作業であることが理解できます。

今後、この9速ATを積んだクルマも登場してくるとのことですよ。

コンチネンタルといえばタイヤメーカーという印象が強いですが、実はESP（横滑り防止装置）をはじめとする電子制御パーツの開発も行っているメーカだそうです。ゴルフに積まれているESPはコンチネンタル製との情報もあります。

また、BMW等に採用されているヘッドアップディスプレイも作っております。 

一見透明なガラス面に、きれいなフルカラー表示で情報が浮かび上がります。視界の2メートル前方の部分に定位するように設定されているそうです。メーカーの方のお話しでは、既にAudiでも採用されていて、今後VWでも展開されるのでは？とのことでした。いつか、ゴルフにも搭載されると嬉しいですね。

こちらはLEDライトユニット（多分リア用）の制御パーツだそうです。

LEDライトユニットは単に抵抗を入れて電流制御しているのではなく、DUTY制御と呼ばれるLEDを高速で点滅させるパルスの制御で、明るさを可変させているのだそうです。ですので、中身は結構複雑な制御回路となっております。

さらに、放熱効果のためにしっかりとしたヒートシンクも付いています。

LEDテールライトは高価だと思っておりましたが、これを見るとその価格も納得です。

続いてBOSCH 

こちらはゴルフでも使われている電動パワーステアリング(EPS)です。

モーターが2個【※訂正※モーターは1個でピニオンギヤが2つだそうです】も使われていて、結構贅沢なんだそうです

当然ながらコストも高くなるわけですが、ゴルフⅤが採用してくれたお陰で沢山売れて、徐々にコストが下がってきたようですよ

ポルシェ パナメーラのハイブリッドシステム 

実際には、かなり複雑な制御がなされているのでしょうね。

ということで、AlohaPapaさんのお陰で非常に勉強になるモーターショー見物でした。

ありがとうございました

コメント 12

おかけんさん
B社のEPS、モーターは1個でピニオンギヤが二つです。
モーターが二つだとByWierのシステムが出来てしまいます。
by Alohapapa (2013-12-06 18:39) 

　またまた、超情報量レポートですね♪
写真のアングル、クオリティも雑誌レベルであります！

　今月のＣＧ誌は小林名誉編集長の追悼特集ですが、
現行クラウン・マジェスタの開発主査の方が、
「次期クラウンではゴルフ７のレベルを超えたい。」と
はっきりコメントしていたのが印象的でした。

　日本の路上、一般道では、現行クラウンの乗り心地が
世界一であることはもはや疑いのないレベルです。単なる
フワフワでなくて、路面のいなし、ＮＶＨでもトップかと。

　ところが、圧雪～氷結、洗濯板状ガタガタ路面で、明らかに
最新クラウン・マジェスタでも、ゴルフ７に負けているとトヨタの
トップ主査が明言した勇気。
アウディレベルでは、コストや形式レベルの違いで言い訳できるが、
ベーシックなゴルフレベルでの完敗宣言。
　クラウンは03年のＶ6搭載ゼロクラウンから、３世代シャーシを
キャリーオーバーして延命。現行型でダウンサイジング直４ハイ
ブリッドや、来年デビューの直４直噴ターボ（300ＰＳ？）
8ＡＴのアスリートⅡが控えてますが、根本的なシャーシの旧態化が
世界の先端から露呈しているとの正直なコメントにかえってトヨタの
やる気を感じました。

　北国に住んでいて、冬タイヤで過ごす５ヶ月の操安性、スタビリティ、
確かにゴルフは夏タイヤで過ごす時期よりも違いのレベル、格差が
広がるのがわかります。７年目の僕の５モデルでも。

by ロボコン先生 (2013-12-06 20:15) 

AlohaPapaさん。
先日はいろいろと教えて頂き、ありがとうございました。
EPSの記載、訂正させて頂きました。（汗）
by おかけん (2013-12-06 20:30) 

ロボコン先生さん。
私の写真は全く下手くそで、お恥ずかしい限りでございます。（大汗）

クラウン・マジェスタは、仕事関係の副社長さんのクルマの後席に乗せて頂いたことしかありませんが、非常に静かで快適でありました！
トヨタブースは大人気で、ほんの数歩しか踏み入れることができず残念です。（涙）
by おかけん (2013-12-06 20:33) 

カーボンのシャシーは魅力的ですね~。
車の骨格は全てカーボンにすればよいと思うのですが、ダメなんでしょうか~。
大量生産すれば安く出来るような気もしますし。。。
by kenken (2013-12-06 22:09) 

＞DUTY制御

PWM制御とも言い、LEDの輝度調整では一般的な方式です。
テール/ストップ兼用のLEDで輝度が変わるのが、PWM制御で調光しているからです。
たぶん(^^;

ヘッドライトの採用例は知りませんでしたが･･･


身近な例では、ゴルフ5のテール/ストップランプもPWMではないかと思います。
シングルフィラメントなのに、輝度が変わります。
電球に印加している電圧のDutyを変えているのでしょう。
たぶん(^^;;;

だから切れ易いのかな？と疑ってます。


遅ればせながら、大変な目に遭ってしまったのですね。
だいぶ復活されてのでしょうか？
（不謹慎ではありますが）今年は「当り年」でしたね。
もしかすると宝くじも当るかも？


ロボコン先生様＞小林名誉編集長
2000年まで開催されていた昭和シェルCGマイレッジマラソンに参加していました。
鈴鹿サーキットで何度かお見かけしましたが、背が高く本当に「ダンディ」って言葉がぴったりの方でした。
どんどん寂しくなりますね。
by ザんスカーる (2013-12-07 11:28) 

G350BTまでまってこれにすれば良かったか、、、(ちょっと予算オーバーで買えないけど(^-^;)でも個人的にはRS7スポーツＰかM4クーペが興味あります。もうリッター100馬力って言うのは死語ですね～
今週末名古屋でもあるので行ってこようかな、東京での盛況ぶりを見ると凄い人でしょうね(^-^;
by Cage (2013-12-08 10:40) 

kenkenさん。
私もよくは知りませんが、やはりカーボンはコストがかかるのでしょうね。
それに、事故ったら補修は難しいように思います。
それでも、やがてはもっと増えてくるかもしれませんね。
by おかけん (2013-12-08 22:29) 

ザんスカーるさん。
PWM制御っていうのですね。
記事中の写真はシグナル用のコントローラーとありますので、テールライト用だと思います。
ゴルフ5のブレーキライトは本当によく切れますね。もう何回替えたことやら（汗）
PWM制御なんですかね？(^^)

事故のほうは、今のところ全く進無しです。（涙）

＞もしかすると宝くじも当るかも？
実は仲間たちからも同じように言われております。（笑）
そう思って、いろいろ懸賞に応募していますが、当たってほしいものには当たりませんね～ぇ。（涙）
by おかけん (2013-12-08 22:36) 

Cageさん。
G350は存在感ありますよね～ぇ。
MLは「Cageさんはこれに乗っているんだよな～ぁ。」と思いながら見ておりました。（笑）

RSとかMのハイパワーはちょっと想像できません。実際に運転してみると、
どんな感じなのでしょうね！
by おかけん (2013-12-08 22:41) 

LEDライトユニットはもし切れたら？と思うと
金額が怖いです。
Gクラスの変わらないけど存在感も変わらない感じがいいと思いました。
by sugarbabe (2013-12-10 16:02) 

sugarbabeさん。
LEDは切れないという前提で作られているように思います。
確かに、交換修理となると恐ろしいですね。(^^;)
Gクラスは、おっしゃる通りですね！
by おかけん (2013-12-11 10:48)