【最新版】ゴルフⅥのHID化マニュアル [HID]
ゴルフⅥのHID化マニュアルの最新版です
本日、ゴルフⅥハイライン(2009年モデル)にお乗りのげってぃさんが、HID取り付けにいらっしゃいました
ゴルフⅥハイラインでキセノン仕様が選べるようになったのは2010年モデルからです。げってぃさんはスバルの速~いクルマを乗り継いでこられたそうでして、当然ながらHIDの明るさをご存知ですので、HID化したくなるお気持ちはよ~わかります
今回は、Jamixの店長さんのご紹介でお取り付けさせて頂くことになりましたよ。
取り付けに使用するHIDキットは、“ゴルフⅥのHID化の定番”となったコチラのキットです。
VW ゴルフ6用 ゴルフVI HID化キット Cnlight HID H7 キャンセラー内蔵、アダプタ付属
Jamix Store : 定価 18,900円 Yahoo!ショップは送料無料
GOLFⅥ ゴルフ6ナンバー灯用LED(SMD)セットと一緒にご購入されました。
これまで、ゴルフⅥをHID化しようとすると、ヘッドライト裏のスペースが狭い助手席側の作業が非常に困難でした。何度か経験を積めばバンパー&ヘッドライトユニットの脱着無しでの作業も可能ですが、それでも手が大きい方は難しいかと思います。
そこで今回、バンパーを外さずに比較的容易な作業でHID化を行う新たな方法をご紹介させて頂きます
まずは、Loビーム用の電源をヘッドライト裏のコネクタから分岐します。
スペースが狭くて作業が難しい助手席側からご紹介します。
ヘッドライトコネクタは、矢印の方向にツメ押し込みながら抜くと外れます。
何とか、ここまで引き上げることができました。
このコネクタ裏の配線から電源を分岐するのですが、このままではエレタップを挟み込むスペースがないので、◯の部分の黒い保護テープにハサミで切り込みを入れて、配線を引き出します。
バーナーと一緒に防水キャップに繋がっている電源ケーブルの平型端子を・・・
ニッパで切り落とし、電源ケーブルを抜きます。
助手席側のLoビーム電源は、6番(黄/白)のラインです。
このラインにキット付属のエレタップを使って電源ケーブルの赤のケーブル(+)を接続します。
最後に、しっかりとペンチ等で挟み込んでロックします。この作業が甘いと接触不良の原因になりますので、丁寧に行って下さい。
アース(-)は5番(茶)です。ちょうど、Loビーム電源の裏側のケーブルです。こちらに、黒の電源ケーブル(-)を接続します。
あとは、元通りコネクタをライトユニットに接続します。
スペースが狭い助手側に比べると、運転席側は非常に作業が楽です
運転席側のLoビーム電源は6番(黄/青)です。
アース(-)は5番(茶)です。
それぞれに、電源ケーブルの+と-を接続します。
以上で電源の取り出し作業は完了。
★ポイント★この電源の分岐が一番難しい作業ですので、まず最初に簡単な運転席側から作業するとコツがつかめてよいかもしれません。
つづいて、バーナーの取り付けです。
バーナーの取り付けも、やはり助手席側が少々やっかいです
ヒューズボックスのカバーを外しても、そこまで手を入れるのに十分なスペースがありません。
そこで、作業を楽に進めるためにタイヤハウスの内張りを少し外します。写真はゴルフⅤですが、ゴルフⅥも同じ場所にある、5箇所のT20トルクスビスを外します。
①と②は車輌前方にあります。
③はタイヤとの隙間が狭いので、少し作業が面倒です。
下記のようなラチェット式のトルクスドライバーを用意しておくと便利です。
ベッセル トルクス板ラチェットドライバーTX11 [TX-11]
- 出版社/メーカー: ベッセル
- メディア: エレクトロニクス
④と⑤は、タイヤの内側にあるので、ステアリングを左に切っておくと作業が楽です。
そうすると、内張りの隙間からライトユニット裏側へのアクセスが可能になりますよ。
また、ジャッキアップしてあげると、さらに作業効率は上がります
純正のバルブアダプタを反時計回りで外します。
このとき、バルブアダプタの付いている角度を覚えておくと、再装着のときイメージがつかみやすいです。
こんな感じで、外れますよ。
キットに付属のHID用バルブアダプタに、ケーブル&防水キャップを通します。
バーナーはこの角度でバルブアダプタに装着します。
この状態では完全に固定されません。
そこで、バーナーを保護しているスポンジを利用することで、少し作業が楽になります。
このように、バルブアダプタの内側の隙間に押し込んでいきます。
そうすることでバーナーがぐらつかなくなり、ライトユニットへの装着が簡単になりますよ
★ポイント★このスポンジは装着後に外しますので、 後で引っ張って抜けるようにしておきましょう。
バルブアダプタ&バーナーを、裏側から装着していきます。
手探りでの装着にはなりますが、時計回りできちっとバルブアダプタがはまれば装着完了です。
手先が器用な方なら、タイヤハウスの内張りを外さなくても作業できるかもしれません。
次に、バーナーのコードをライトユニットの外に引き出すために、裏蓋を加工します。
ライトユニットの裏蓋に、直径約17~20mm程度の穴を開けます。
あとは防水キャップをはめ込めれば完了です。
使用しない電源ケーブル用の穴は、コードの断片等で塞いでおくとよいです。
運転席側は比較的スペースがありますので、エンジンルーム側からのアクセスでHIDバーナーの装着が可能です。
最後にバラストの接続&設置です。
【助手席側】
“電源ケーブル→キャンセラー→バラスト→HIDバーナー”の順で接続していきます。
バラストは、コアサポートのトルクスビスに、付属のステーを使って共締めしました。
イグナイター(バラストに付いている黒い箱)は少し大きいので、タイラップ2本を直列繋ぎで固定しました。
【運転席側】
早速、点灯してみましょう
見事、点灯しました。もちろん、球切れ警告灯も点灯しません。
げってぃさんは4300Kを選択されました。フォグのほうは、ホワイト光のハロゲンバルブに交換済みでしたよ。
ということで、無事にHID化が完了です。
助手席側の電源の分岐&バーナー装着が多少面倒なものの、今までのライトユニット内側から電源を取り出す方法よりは、遙かに作業性は良好でした。また、この方法ですと何かのときに簡単に元のハロゲンに戻せるというメリットがあります。
ちなみにゴルフⅦトレンドラインも、ほぼこれと同様の作業でHID化することが可能です。むしろ、助手席側ライトユニット裏のスペースは広いので、作業はもっと楽かもしれません。
以上、ゴルフⅥのHID化のお話しでした。
寒い中、長い時間作業にお付き合い頂いた上、資料写真撮影にもご協力下さったげってぃさん、本当にありがとうございました
★HID化をご検討中の方へ★
HID化をご検討中のみなさまの中には、「HIDってどんな仕組みなの?」、「球切れ警告灯対策はどうなっているの?」「中国製って大丈夫?」等の疑問や不安をお持ちの方も多いと思います。是非HID豆知識の記事もお読み頂けましたら幸いです。
おー、とても丁寧な解説。
ゴルフDIYのバイブルになりそうですね。
ワタシは手が小さめなので助手席側のバルブ交換は
ヒューズボックスのカバーを外せば何とかできます。
でも手の甲に怪我するのは不可避なのでガムテープを
手の甲に貼ってガードしています。
剥がす時に体毛が抜けるので毛深い方にはお勧めできませんが(笑)
ヒューズボックス側にガムテープを貼ればいいか。。。
先日VW浦○のメカさんと話したのですがディーラーでHID作業を
した車がリフレクターで光が拡散してしまい何と光量不足で
車検を通らなかったそうで「ディーラーメカの面目丸つぶれ!」
だったそうです(HIDメーカー聞くの忘れました)
by 頑固堂 (2013-12-11 00:57)
頑固堂さん。
HIDバーナーの装着ですが、完全にバーナーとアダプタが固定されていないので、少し難しいです。ただ、少しアイディアを思いついたので、調査してみたいと思います。
手の甲の怪我はおっしゃる通りで、私も昨年のHID取付オフ会では小傷を沢山負ってしまいました。(汗)
HID化で車検NGなんてあるのですね。
想像するに、バーナーの光点が少し手前か奥にずれていて、リフレクターとの相性が悪かったのではないでしょうか?
私の場合は、何の問題もなく車検OKでした。
万が一車検NGの場合でも、今回の方法ならば一時的にハロゲンに戻すことも比較的簡単なので、何とかなりそうですね。(笑)
by おかけん (2013-12-11 10:57)