スイフトのHID化 [HID]
今回は、スイフトのHID化のお話しです
今回、以前にナビを取り付けたSさんのスイフトをHID化することになりました。
まず始めに、現行型ハロゲン仕様のスイフトを始め、国産コンパクトカーの多くはH4と呼ばれるHi/Lo切り替え式のバルブを使用しております。今回はスイフトについて作業手順をご紹介させて頂きますが、基本的なHID取付作業はH4を採用するどの車種も変わりません。ですので、バルブへのアクセスが可能な場合は、スイフトと同様にHID化するこができますよ
こちらが純正のハロゲンバルブ(H4)です。
まずは、作業が可能かどうかエンジンルームを調べてみます。
まずは助手席側から、ライトユニットのバルブへのアクセスを容易にするため、補強材を外すことにしました。
〇部分のビス4本を外すと、簡単に脱着できます。これで、随分と作業がしやすくなりました
こちらがバルブの裏側です。ライト電源コネクタは挿さっているだけですので、矢印の方向に引っ張って外します。
はい、この通り。
続いて、防水のゴムキャップも引っ張って外します。こちらも簡単。
こんな感じです。
H4バルブは、クリップで固定されています。〇の部分を奥に押し込みながら下方向へ下げると外れます。
こんな感じで、こちらも簡単に取り外せました。
さて、こちらがH4のHi/Lo切り替えタイプのHIDバーナー。
HID専門ショップJamixさんにオーダーしました。Hi/Lo切り替えがないH7等に比べ、複雑な構造になっております。
これを、先程バルブを外したのと逆の手順でユニットに固定します。
ピッタリとフィットしました
さらに、元通りに防水キャップも再装着。中心の穴の径もピッタリですね
続いて、運転席側の補強材も外して、同様に作業します。
助手席側と異なる点は、補強材に配線が固定されているので、ラジオペンチ等で摘んで一旦〇の部分のクリップを外すと作業が楽です。
こちらも、無事にHIDバーナーへ交換完了。
通常H4のHIDにはバッ直のリレー配線を使用します。
少し配線が面倒にはなりますが、こちらの方法のほうがHIDの安定した動作が期待できます。
作業性を大幅に短縮できるリレーレスハーネスなるものもありますが、こちらはハロゲンライト用の電流でHID点灯とリレー制御を共用するため、場合によってはアンペア不足に陥り片側消灯等の動作不良が発生しやすいとのことです。
ということで、迷うことなくリレー回路を使用することに決定
まずは、バッテリーの+から電源を分岐します。
アース(-)は、運転席側・助手席側を別々に接続する必要があります。おかけんは〇の位置にボディーアースしました。
【助手席側】
運転席側は写真を撮り忘れましたが、ボディーアースが可能なボルトが多数ありましたよ。
車輌側のライト電源を、リレーハーネスに接続します。
運転席側の車輌側ライト電源は使用しませんので、ビニールテープで絶縁処理しておきます。
あとはバラスト電源、バーナーへのHi/Lo切り替え制御配線とバーナー電源を接続すれば、電気的な配線は全て完了です。
バラストは〇の位置に、補強材のボルトにステーを使って固定しました。
【助手席側】
【運転席側】
あとは配線をまとめて・・・
フロントグリルの内側を通して・・・
リレー制御装置は、補強材の裏側にボルトを使って固定しました。
配線をまとめ終わったら、いよいよ点灯テストです。
無事、点灯しました
【Before】
【After】
ハロゲンとの違いは明らかですね。
こうなると、ポジションもLED化したくなっちゃいませんか?
そんな気持ちを予測してか、Jamix店長さんがサービスで一緒に送って下さいました
ポジション球は、メインライトの上に収まっています。反時計回りで簡単に外れます。
付いている電球はT10です。
ということで、こちらも簡単に交換。
やっぱり、こうでなくっちゃ
嬉しいことに、スイフトには光軸レベライザーが標準装備されていますので、念のために少し下方向に下げておきましたよ。
ということで、作業時間約1時間でスイフトのHID化の完了です
今回使用したHIDキットはコチラ↓
最新H4スライド!HID キセノン 35W フルキット H4 Hi/Loスライド リレーレス/バッ直 リレー選択可能
Jamix Store 定価:9,800円(セール価格:8,800円)
楽天ショップでも購入できるようですよ。
【おまけ】
帰り道、以前から気になっていたお店に立ち寄ってみました
神奈川方面への仕事に行き帰りに通りがかる度、お客さんがいっぱいで気になっていました。無料のコーヒーサービスもあり、みなさんテラスでくつろいでいらっしゃいました
家族へのお土産
どれも、とっても美味しかったですよ
HI-LO切替のHIDキットが8800円!うぉ~。
その昔丸目2灯の趣味車にH4切替HID装着の際、ライト裏の
スペースがなく、切削板金加工までやり、バッ直リレー、バーナー、
バラストの弁当箱みたいなものを苦労して装着しましたが、
左右で立ち上がりの色相が違ったり・・・・・。2年ちょっとで成仏しました。
次はPIAAのお高い切替キットにコンバートしましたが、6万ぐらい
しましたな・・・・・・・トホホ。
by ロボコン先生 (2013-11-06 20:17)
コッソリ、父の240アリオンに装着しようかしら。
昨日、店長さんから直接買えばよかったなー(笑)
by ハリー (2013-11-07 00:41)
ロボコン先生さん。
私も前の国産車のときにこのキットがあったら、迷わず施工してました!(笑)
まあ、その当時は中国製の品質も今のレベルではなかったと思いますが、そういう意味では良い時代になりましたね。
by おかけん (2013-11-07 09:48)
ハリーさん。
昨日は色々とありがとうございました。
H4を採用する国産車は多いので、この価格なら「付けてあげようか?」と言いたくなりますよね。(笑)
ライトユニット裏へのアクセスさえ可能ならば、ほとんど無加工で作業できるだけに、DIY派にとっては腕がうずきますね!
by おかけん (2013-11-07 09:55)